『Maker同士でお楽しみ NT金沢 2023 出展しました。』
NT = なんか つくってみた
ということで、なんか作ってみた人が集まる展示イベントのひとつ、NT金沢 2023 に出展してきました!
📝NT〇〇は有志によって日本の各地で開催されています。成り立ちなどは→コチラから
新打楽器が増えた、展示のたびに進化する『ソレノイドラムマシン』
様々なジャンルのものづくりが集まる中、necobitは去年の年末から少しずつアップデートをしているステップシーケンサーを展示してきました。
初出の時(2023年2月)は単体での動作しかできなかったこれを、前回のMIDI3イベント(2023年4月)でアップデートして、MIDIクロックに対応しました。
という事はつまり、他のMIDI楽器とテンポ同期させる事が出来るのです。
さて今回は、 necobit ブースの周辺に振動系の変態達(褒め言葉)がいました。
音というものがそもそも振動なのですが、この変態達(褒め言葉)は、どこからそういう発想が湧くのかフロッピーディスクドライブのモーター・HDDのアームの振動を使って、音楽を奏でる変態達(褒め言葉)なのです。振動するものはなんでも楽器にできると思ってた方が良さそうです。
で、これらの展示は音があまり大きくない。
日中の展示では会場の騒がしさもあって、すぐ隣のテーブルと合奏しても意外と音が聞こえず、ちょっとわかりにくい…。
というわけで、1日目が終わり夕飯を食べ終わってからの夜21時過ぎから会場でひっそりとセッションを始めたのでした。
…え?夜?9時過ぎ??? そうなんです。
他にない(?)醍醐味のひとつ🌛『夜のNT金沢』
NT金沢の会場は、駅の改札を出てすぐのもてなしドーム地下イベント広場。
展示は17時で終わりなのですが、地下フロアが閉まるのは深夜になります。そのため、引き続き2日目の展示に備えてそのままになっている会場を、誰かが見張っていなければなりません。
いつもは主催の五味さん&秋田先生がその役目を担ってくれてます。しかし!ただ巡回しているだけでは面白くないではないか!と、数年前から出展者有志による夜の雑イベントが始まりました。その年集まるメンバーによって内容も規模もまちまちですが、やってる人が楽しいからヨシ!というノリでやっています。
出展者と関係者しかいない、というところが日中と大きく異なるポイントです。なんか作る人どうしが好き勝手に興味あることをやりだす時間です。
同期機能の気持ち良さったら…
夜になり周辺環境の騒がしさもグッと減ったところで、necobit とその周辺の音を出す展示の面々は、簡易MIDIセッションを始めました。
👇ツイートから動画が見れます👀
ちょっと遠いけどw
#NT金沢 #電子工作 #音楽
たんくさん、dominoTECHさん それぞれの作品が自動演奏をしているのに合わせて、necobit のソレノイドラムマシンでリズムを作って鳴らしています。
特に何事もなく一緒に演奏してる〜🎶と見えるかと思いますが‼️ 3ヶ月前の展示では、necobit が手動でソレノイドラムマシンのテンポ数値を合わせてたんです。
たんく @Tank_make さんの24-3.5inch HDD MIDI Music System と‼️necobit のソレノイドラムマシンで‼️
みんなだいすきゲワイ〜 #NT高の原
それっぽいリズムをソレノイドラムマシンで鳴らして、聴きながら手動でテンポを合わせています💦
テンポ設定をいじって鳴らして相手の音を聞いては、あれちょっと遅い…あら速すぎた…を何度も繰り返してようやく合った〜🙌
そんな状態はもうおさらばしたんです👋ソレノイドラムマシンの同期機能が大活躍しました。サクッと同期して他人の曲データに合わせてリズムを刻むステップシーケンサーはとても気持ちの良いものでした👨🦲✨
DAWやMIDIシーケンサーなどの音楽を作るソフトには、外部の機器とテンポなどの同期を取るための機能が備わっているものが多いです。もう当たり前のテクノロジーなのですが、自分で作るとなると調べるところからスタートでかなり苦労しました💦MIDI Clockというかなり原始的な同期信号を使っています。
苦労しただけのことはあって、繰り返しますがサクッと他の人の自動演奏のテンポに合わせてリズムを刻むソレノイドラムマシンはもう本当にいい気分…。
necobit 自動演奏楽器とソレノイドラムマシンのセッションもいずれはお見せできるでしょう。
この MIDI Clock 方式の場合は、necobit ソレノイドラムマシン側が MIDI を介して受けるのは、セッション相手の楽器のテンポのクロックだけです。その他の演奏情報(音程やリズムなど)は各自それぞれの中にあるものを再生します。
つまり同期元になる人(他の楽器の人)はMIDIデータには手を加えず、クロックを送信する設定だけして貰えば良いのです。テンポクロックを受けたソレノイドラムマシンは、相手と同じテンポ数値を自動で設定して演奏を続けます。
即興でセッションする時、これが結構便利!!!!
ひとつのDAWまたはMIDIシーケンサーで音楽データを再生し、そこに複数のMIDI楽器を繋いでセッションさせる場合は、そのひとつの音楽データ内にまず全員分のパート割り振りを設定しなければなりません。これを即興的にささっとやるのは結構大変なのです。
こういう場ではノリでパッと音が合ってこそ楽しさ倍増するものですから、それぞれのデータに手をつけることなくテンポを合わせられるのはとても楽でした。
この方式の展示、まだ可能性は色々ありそうなので、もう少し詰めてみようと思います。
会話から生まれるアイデアいろいろ
ソレノイドラムマシンで遊んでもらっていると、次々にこんな機能が欲しい!🗣が出てきます。
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フィルイン(連打)機能
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ステップ2ページ目追加(16→32)
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スイング機能
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アナログ回路でのパーカッションを作ってそれをステップシーケンサーでトリガー
4番目のはいわゆるエレキパーカッションです。長船さんにいただいたアイデアで、これは是非ともやりたいな!
ソレノイドでシンバルを叩く、については方法が色々と考えられますが…ヒゲキタさんは翌日早速試作まで作ってくださいました!
他にも夜のNT金沢では…
アクションとプロジェクター映像を合わせて攻撃エフェクトを演出する体験デモをやっていたり…
新背景の試運転も行いますのでお楽しみに。ぜひ遊びに来てください。
みんなでドローンを愛でたり…
そんなこんなで夜は更けていったのでした…。
金沢に限らずNT〇〇では、そんな展示の合間合間にゆるっとした何かが発生します。これが楽しいし割とよく発生するので、Maker Faire系とは一味違う Make の雰囲気として、ぜひ一度は味わってみてください!
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それでは次回のねこびっと通信まで、お楽しみに
necobit
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