行ってきました、出てきました NT金沢2025
2025年6月21(土)22(日)NT金沢に出展してきました!
今回も necobit の展示は、スネアねこびっとくん音ゲー なのですが、さらに今後の展示に向けてまたちょこっと追加要素を加えています。

NT金沢の会場はもてなしドーム地下広場、駅出口から直結です。insta360撮影
2025年3月のメイカーズながおかまつりと同じでは面白くないので、
スネアねこびっとくん+かんぷれをMIDIでコントロール

かんぷれ をMacbookからMIDIでコントロールし自動演奏でコード伴奏させました。
かんぷれのパートはあくまで伴奏コード進行がメインなので、動画では今ひとつ「この音が…?」と思うかもしれませんがそれはともかく、MIDI制御による自動演奏になっています。
necobit の今までの自動演奏楽器みたいに、物理的にボタン操作するパーツがついているわけではありません。なので見た目は何も変わりません。
『♪ド』の信号を受信すると『ボタン1をON』する
かんぷれのMIDI(受信側)は音符をそのまま鳴らすものではなく、操作系をハックする内容になっています。
例えば…MIDI ch1 にノートナンバー60(=いわゆる真ん中のド)のノートオン(=発音する)を送ると、かんぷれのプレイモードで1ボタンを押したのと同様の挙動をする、ノートオフを送るとかんぷれの1ボタンを離した時の挙動になります。
ふつうの使い方では、MIDI信号のドレミを送れば受信側の楽器(シンセなど)のドレミが鳴ります。
しかし!👨🦲✨カワヅはノートを物理スイッチの様に解釈する使い方に慣れているので、何も違和感はないのですが、慣れない人は「ドを送ったのにドが出ない!?」なんて思うかもしれませんね。慣れです。慣れると便利ですよ。例えば鍵盤の一番低〜〜いドを押すとロボットの右手が動くようにしておけば演奏しながら操縦なんてこともできます。
AI何できるかなどうなのかなってこっそり試している
展示ではどこにも説明が書いてないけど、スネアねこびっとくんのお腹についてるディスプレイ画面には、ローカルLLMでプレイ結果の感想コメントを出すなどをしていました。実は。

LLMについてはなんで展示で説明しなかったかというと、なんとなく取ってつけた感があったからです。AIの面白い使い方、もっと考えていきましょう。
あるある開幕直前うごかない
今回はぜんぜん準備が追いついていなかったので、展示1日目朝の準備ではじめて全体結合して動かしてみる…というドキドキ設営でした。何かあるかな、問題起こっちゃうかな〜、と思ったら
💥中枢のMacbookとねこびっとくんを制御するM5Atomが通信できません。何故でしょう。
溶ける時間、焦るカワヅ。導き出した結論は...
「ケーブルを変える」でした。

AIさんに描いてもらった、ケーブルを替えたら動いたスネアねこびっとくんと嬉し泣きする黄色いハゲ
USB A-CのケーブルからC-Cのケーブルに変更したらうまく動きました。
そういうこともある。
やっぱり「初見で子供と大人が対等になるゲーム」がコンセプト
この「初見で」というのがポイントで、リズムゲーの様な反射神経がものをいうゲーム、子供の方が絶対に上手くなるんですよ。だがしかし、イベントで通りすがりにプレイする1回だけの体験となると、ルールを把握する能力高い大人が圧倒的有利になる。
去年一年やってようやく見えた方向性が、超シンプルルールのどんどんぱっ、というわけです。これはこれで初回の場合、リズム感という(評価が難しい)能力がほぼ全てになるのですが、そこで差が出るのは仕方がない。
ながおかの手応えそのままに、子供と大人を対等にというのはとても上手く行って、たくさんの人がスネアねこびっとくん音ゲーを楽しんでくれました。
作った自分の意図とプレイする人の楽しさが合致するのは嬉しいもので、「我が意を得たり!」的な話をブースに来た知人友人に話すカワヅがそこにはいたのでした。

AIさんに描いてもらった、黄色い猫ロボットを友達に自慢する黄色いハゲ
会場こんな感じ&展示ピックアップ
NT金沢2025会場の様子・あちこちのブースを巡って展示作品と作者本人のお話・スネアねこびっとくん搬入などの動画↓YouTube再生リストにまとめました。
necobitブースは基本来場者が勝手に遊べる様になっているので割と会場をフラフラすることが多く、いろんな人とお話しできました。
NTの特徴として「マシンガンの様に話す人が多い」がある気がします。いやほんとに出展内容についてちょっと聞くと無限に話が出てくる出てくる。これはものすごい数の来場者が押し寄せるMaker Faire Tokyoなどではなかなかできない体験です。ぜひ無限に話を聞いてほしい。もちろん寡黙な人もいます。
夜のNT金沢(出展者どうしの交流会的な時間)では、参加はしないものの会場内をウロウロと🐾太陽電池作るワークショップ(なんだそれは)眺めたりカホン自動演奏眺めたりコードレビュー会眺めたり、合間にお酒飲んだり。いつものNT金沢ですね。

NT金沢2025 会場全景を insta360 で撮影
NT金沢2025で気になった作品
ソレノイドピンボールとメカヘッド by 沖川豊 さん

ピンボールは一つ一つの要素がそれぞれ独立動作しているクラシックな作りで反応良好。ものすごく普通にゲームできてしまう。メカヘッドの方はツヤがやばい。光造形と塗装の素晴らしさでとんでもないクオリティです。スモーク部分は半透明レジンをさらに根気良く磨いて透明度をMAXにしてからスモークを塗ったそうで。そんな方法があったのかと驚くばかりである。
走るペンプロッタ by 大江公夫 さん
かなり注目の的になっていました。走ると電圧降下でペンプロッタが動かなくなるそうですが…
なんと走りながら書くのに成功した瞬間があったらしい。すご!

#自作ペンプロッタを愛でる会
いしかわきょーすけさんのポストから↑動画でその瞬間を見ることができます。興奮がすごい。
光学部品と木を組み合わせた照準器 by 長岡メイカーズクラブ山添尚 さん

なんと当時と同じ技法で作ったそうです。高精細なスリットをフィルムに加工してそこに光を通して、さらにそれをガラスに反射させて遠くを見るながら照準を投影しているらしい。
詳しい解説は↓コチラ
自動演奏カホン by ぽこりんたラボラトリ さん

見た瞬間に「バスドラの音どうやって出すの!?」と思ったんですが割とそれっぽい音は出る。悩みとしてはスネア系のスナッピーサウンドが出ないこと。外から叩く力は内側からはかけられないからそうだろうな、それでも内側に全部収めたいという美学、などと話が盛り上がりました。
ピックアップ、書き始めるとそれだけで無限に書いてしまい終わらないのでこの辺で。
せっかく車なのでちょっと観光、車ならではの思考
金沢に来たらみんな行こう!本物の宇宙機があるんですよ
そんなこんなで怒涛の2日間が終わって、翌日は車でコスモアイル羽咋に

コスモアイル羽咋 insta360 撮影
以前行ったのが2年前なので、能登地震でどうなったのかとドキドキしながら見たがみんな無事だった様でなによりです。半天球投影のコスモシアターは前より映像の輝度が上がっているような?前はなんか薄ぼんやりしていてそっちが気になった記憶があるもの...。とにかく相変わらず本物感がヤバいので(だって本物だから)みんな金沢きたらついでに行くべきなのでみなさんぜひ。
運転中に捗るのはやっぱり…
東京ねこびっと村→金沢駅もてなしドーム付近まで、はるばる480km🚐💨💨💨車にぜんぶ詰め込んで片道6時間ソロドライブでした。ソロは全然平気なんですが、とにかく眠気を感じない様にこまめに休憩。ご飯は控えめ。
ドライブ中、考え事が捗るんですけど、思いついたこともメモしないとあっというまに忘れ去ってしまうので録音しっぱなしで後で文字起こしとかするといいかもな、などと思ったりしながら無事帰宅することができました。
とりあえず今回の移動で強く思ったのは、スネアねこびっとくんを分解して電車で運べる様にしたい!スネアももっと薄いやつにして...などと妄想が捗りました。
スネアねこびっとくん、ゲーム体験としてはこなれてきたのですが、ボチボチ次の何かに向けたアクションをしたくなってきたので、次の展示では何か違うものが出てくるかもしれません。お楽しみに。
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