『つくることへのアプローチ』
出来ることがあってそれを使ってものを作る人がいます。
逆に、
表現したいものがあって必要な技術を使って実現する人もいます。
その中間な人もいますね。みなさんはどんなでしょうか?
necobit は、勝手に
前者をエンジニアリング的アプローチ
後者をアート的アプローチ
と呼んでいます。
言葉からは、両者の境界は曖昧なように感じるかもしれませんが、実際に見たらすぐわかる気がします。
芸術系学校の合同展示会(卒展とか)だと、両方の傾向の作品が見られてお得な感じもありました。
Makerの場合、普段触れるのはエンジニアリングからの傾向の作品が多いように思いますが、たまにアーティスト的な作品に出会うと起点の違いでこうまで違うものになるのかと驚きます。
アーティストの方にMakerの知り合いが技術協力しているという話を聞いたこともありますが、そうやって複数人の力で個人の能力を超える作品を作るのも面白そうですね。
マネージャーやプロデューサー的な人の力量が問われそうです。
さて。necobit のつくるものは…基本はエンジニア的発想からです。
necobit 作品の例を挙げてみましょう。
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自動演奏楽器:MIDIメカニカルシステムのデモとして
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ソレキット うなペン:ソレノイドを利用した工作キットとして
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M5Stack用MIDI系の基板群:M5Stack社製品でMIDIを使えるようにするため
自動演奏楽器、MIDIメカニカルシステムつまり販売しているMIDI制御基板のデモンストレーションとして作り、ものづくりイベントのたびに展示をしてきたわけですが。自動演奏グロッケンから始まり年々種類が増えてきて、自動演奏楽器だけでバンドセッション的なことができてくると「作品」に見えてくるのが不思議です。
もちろん根元にあるエンジニアリング起点は変わらないのですけど。
村上ユカ活動25周年&アルバム「宇宙的」発売記念ライブ 撮影:波魚さん 2022年12月 necobit 自動演奏楽器ほぼ総動員で出演しました。
作品らしさと見た目の楽しさがなかなかよいバランスなので、スネアを叩くだけでなく他のドラムセットの楽器とギターまでやれたら音楽として成立しそうです。
まずはスネアドラムを叩く強弱機能をつけたい!👨🦲(今はオンとオフだけしかない)
今まで作ってきた自動演奏楽器と同じように、こう動かしたい→そのためにどうするか・何を使うか、といったアプローチでやっていますが、でっかくしたせいなのか今までよりキャラが立って見た目のインパクトが整っている気がします。
こう書いてみるとアートとエンジニアリング、遠いような、近いような...
アイディアは無限に出てくるので困ることはないのですが、アートからのアプローチとしてのMake、やってみたいですね〜。
しかし、突き詰めると「アートって、なんだろうね?」という袋小路にも入りそうな気がするので、あまり考え込まず作りたいものをつくりましょうそうしよう。
それでは、次回のねこびっと通信もお楽しみに!
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