『MIDI 「寄り」なわけ。』
「肩書き」というものは大事ですし便利でもあります。特にビジネスにおいては、ひと目で何屋さんかわかる方が話が進んで都合がいいです。
と、言いながら。 necobit には MIDI「寄り」ものづくり という、フワッとした名札がぶら下がっている。
常日頃、チラリ…と頭をよぎる
自分をひと言で説明するなら何ていう?問題
行動をみてみればピッタリな言い方があるに違いない👀…最近は、市販の消臭剤を光らせるだけのガジェットを作りまして…

🌈🌈ゲーミングでかい消臭剤BASE✨✨
消臭剤をお部屋のオシャライトに💖小林製薬のドでか無香空間がフルカラーで🌈光りまくります⁉️付属のコントローラーで大量のカラーパターンを切り替え可。お値段¥2,980🛒🌟
※ドでか無香空間は別売です※
1週間後には、それをMIDIで音楽と連動させて光らせてる。
じつはこの「ゲーミング仕様ドでか消臭剤BASE」あらかじめ MIDI制御 "も" できる構想で作ってありました。

明和電機ラジオスーパー2021年10月〜の necobit 展示解説図
図のように、「M5ATOM Lite」と「MIDI Unit for GROVE」を繋いでサンプルプログラムを使えば簡単にDAWから光をコントロールすることができます→詳しくはコチラ。
つまり necobit は
最終的にMIDI制御で動かしたら面白い!という完成形イメージでものづくりすることが多い。
そう。そうなんです。そうなる理由はハッキリわかっています。necobit の2人は音楽制作の中でもMIDI打ち込み系に特化した分野でプロとして生きてきた経歴があり、つまりとても慣れています。
MIDI打ち込み…いわゆるDTMで何か作ると💻🎶結果は作った通りの音楽が鳴る。
そこに、電子部品の動作を結びつけます。
MIDIの発音(ノートオン)=機械のスイッチオン とすれば…
メロディと全く同じタイミングで、この動画ではソレノイド(右下の部品)がご覧のとおりガチャンガチャン動いてビー玉を自動的にはじく。このようなことができます。
MIDI制御は、一般的なDTMで使っている発音や音量などのコントロール機能を利用して、機械を自動的に操作する。というものです。
機械が自動でうごくならそれは人が作らなくちゃいけない
電子工作というのは、何かを動かす、画面に出す、音を出す、ネットに繋ぐなどなど…多かれ少なかれ何かと何かを繋いで何かをさせる、という内容になるでしょう。
何かをさせる命令系動作は、マイコン自身がやったり、PCと繋いでPCから命令させたり、人が直接レバーやボタンで動かしたり、いろいろあると思います。
necobit が最初に何かと何かを繋いで何かをさせた時。それは、 Arduino を使って MIDI でLED を光らせた時でした。その瞬間炸裂した「⚡️MIDI制御ってなんでも簡単に思い通りに動かせる💥」というインスピレーションが現在につながっています。
その当時の話は👇コチラ👇でもどうぞ
さて。
MIDI で機械を思い通りに動かす場合、いつどこがどれくらいどう動くか、それはまず人間が指定しないことには始まりません。
パラパラマンガを描くところを思い浮かべてみてください💭手を振る動作が👋滑らかになるかギクシャクするか。絵そのものの良し悪しより、動きのどの点を切り取って並べたかの方が重要になってきます🎞
MIDI制御におけるオペレーションおよびデータ編集もそれとよく似ています。動かしたい機械がどんなに精巧に出来ていても🦾人間が入力する内容が悪ければイマイチな動きにしかなりません🤖🌀
でも別に難しいことではなく、一般的なDTMでやる音楽表現の作り込み(強弱をつけたりグルーヴを出したり)と同じ作業なのです。
20〜30代に仕事でDTMにどっぷり浸かった身の necobit としては、ナントカ言語とかのプログラミングを勉強して機械を動かすよりもはるかに!それはもうはるかにサクサクと💨完成形のイメージ通りにMIDIオペレーションができる。こういうわけで、necobit は MIDIで動かしがちな人 になっているのです。
そこを自分で縛らない、縛られない。
MIDI自動演奏楽器の necobit さん。ですよね?
そんな印象を持っている方が多いかと思います。
が。
MIDI にしがみついたものづくりをしているわけではありません。前述のとおり結果そうなったものが多い(自分にとって作りやすいから)というだけのことです。
最近は試作や開発の依頼を受けることも増えてきました。でもその内容は、MIDI とは無関係なものがほとんどです。
MIDI じゃないからやりません、なんてことは有り得ない。ひとつひとつのお仕事が新しい経験や発想を生み出してくれます。ありがたくお受けしてます。
しかしながら
あなたは〇〇の人だから といった固定的な見られかたは、どんな分野でもつきまとってくるものです。(ちなみに音楽制作プロ時代は音楽ジャンルで区分けされていました)😤なめんな!俺は他にも色々出来るんだぞ!!!と言いたければ、そんなギョーカイ風潮をどうこうするより実際に自分の作品を見せつけてやるのが手っ取り早いですね。
最近では世界的な半導体不足・部品不足の影響もあり、自分で好き勝手に作るのもMIDI以外のシンプルなものが増えています。
それでもなんでも。MIDIでもMIDIじゃなくても。一個完成させればまたひとつ、経験値が積もっていきます。部品不足ならそれを逆手にとってコンパクトな設計を考えるとか、未経験部分の経験値を積む今日この頃です。
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それでは次回のねこびっと通信まで、お楽しみに
necobit
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