『necobit は なぜ 黄色いのか』

日々増え続ける「なんで黄色いんですか?」質問へ、いつでも読めるニュースレターでお答えします!
necobit 2023.02.25
誰でも

まず、黄色は necobit のコーポレートカラーだから necobit は黄色いのです。(2023年2月執筆時点では会社ではありませんが)黄色いツナギは、会社の制服みたいなものですね。

(いつもの)黄色いツナギを着用した necobit カワヅ 👨‍🦲✨ 撮影:はーたんさん

(いつもの)黄色いツナギを着用した necobit カワヅ 👨‍🦲✨ 撮影:はーたんさん

❓ ⏩ 🟡 necobit のカラーが黄色になるまで

では紐解いていきましょう… necobit のマスコットキャラクター Catbot(キャットボット)に由来します。

necobit が初めて作ったMIDI自動演奏楽器。もちろん<a href="https://necobit.com/denshi/mms/">MIDIメカニカルシステム</a>で制御。Maker Faire Tokyo 2018 で展示後ちょこちょこ修繕しながらまだまだ現役。

necobit が初めて作ったMIDI自動演奏楽器。もちろんMIDIメカニカルシステムで制御。Maker Faire Tokyo 2018 で展示後ちょこちょこ修繕しながらまだまだ現役。

※2023/2月に「Catbot」から「ねこびっとくん」に改名しました。詳細はさいごに。本文中は「Catbot」で説明します。

Catbot の 発祥

遡れば necobit は、電子工作なものづくり以前に音楽制作の仕事をしていて、そのかたわら自作の効果音・BGMもやっていたのです。 Necobido(ねこびっドー)というサービスで今でもひっそりと販売中です。

特に効果音となると「剣で切る音 1」「剣で切る音 2」…タイトルだけではパッと違いが分かりにくいので、単純なイラストやアニメーションを添えて Youtube で試聴用動画を公開しました。

そのうちにいつの間にか出てきたロボットキャラクター。

猫耳で角張りな形、まだ黄色くなかった!

📝 Catbot 名称は、動画によくコメントをくれた英語圏の方が書いていたのでそのままそう呼ぶようになりました。

割と早い段階で、目立たせたい金属っぽさとして黄土色+金色を使うようになり、黄色(っぽ)いボディに赤い目が定着。

そんなこんなで効果音・BGM販売を1日1個ペースで公開しているうちに気がつけば音素材は1700個を超え、挫折をはさみながら電子工作ものづくりも進み…

Cabot 予定外の実体化

ついに完成した 一般の手に届く価格のMIDI制御基板『MIDIメカニカルシステム』の使用作品例として現実世界に登場したのです。

Maker Faire Tokyo 2018 出展直前に出来上がった Catbot 太鼓。MIDI自動演奏グロッケン(鉄琴)と一緒に <a href="https://necobit.com/denshi/mms/">MIDIメカニカルシステム</a>で制御され、DAWからの音符/コントロールチェンジデータを受けて首のサーボ・腕のソレノイドが動く。

Maker Faire Tokyo 2018 出展直前に出来上がった Catbot 太鼓。MIDI自動演奏グロッケン(鉄琴)と一緒に MIDIメカニカルシステムで制御され、DAWからの音符/コントロールチェンジデータを受けて首のサーボ・腕のソレノイドが動く。

ものづくりの大規模イベント Maker Faire Tokyo 2018 。necobit の 作って売る Maker 活動が本格化するきっかけとなった運命のデビューです。

じつは当初これを作る予定も構想もありませんでした。初めて作ったMIDI自動演奏楽器のグロッケンが無事に完成し力尽きそうになっていたものの

👨‍🦲💦展示するには何かもうちょっと✨映え要素が無いとダメじゃない………?

そこはやっぱり可愛いキャラクターでしょう🤖鉄琴で余ったソレノイドを使って大急ぎで作られたのが、この Catbot 太鼓です。3Dプリンタ製の白いボディをアクリル絵の具で塗装したモロに手作り感。

この時は、効果音動画の Catbot に合わせてちょっと黄土色っぽい黄色。小さいし光るわけでもないのですが、 Maker Faire Tokyo 2018 会場では遠くから「なにあれ!?」「かわいい!」と注目され人だかりのできるブースとなりました。この大人気な目立つ存在感を necobit カワヅは猛烈に嫉妬…いやしっかり見逃さず、会場から家に帰り着いた時にはもう、黄色をイメージカラーとして使おうと決まっていました。

Catbot っぽくなれる服装があった!

2018年の necobit は、まだ電子工作系の知り合いなんてほぼいない状態。書籍やネットの情報をあさりながら、その当時の本業(音楽制作)の合間合間に黙々作業でした。

イベント展示で不特定多数に見てもらった事はとても大きな経験で、ここから一気に人の輪が広がっていきます。

Maker Faire Tokyo 2018 で初めてお会いしたイチロヲさんに誘われて、第一回同人ハードウェアmeetup(主催:イチロヲさん、わみさん)に参加することになったカワヅは、当然のことながら黄色で行こう!と決めました。

しかし。黄色いジャージでは芸人さんだし、黄色いスーツでも芸人さんだし、黄色い全身タイツなんてピクミンだよ…。なんかこうナイスな黄色い服はないものか……と発見したのが黄色いツナギ。

作業着でものづくりだし、全身がだいたい四角いシルエットになって、Catbot に近い🤖

というわけで、意気揚々と👨‍🦲✨家から黄色いツナギ着用で電車に乗り、東京都心の WingArc1st へ向かったのです。

📝necobit カワヅのもうひとつの呼称👨‍🦲「黄色いハゲ」は、このLT(ライトニングトーク)時に自分で咄嗟に口走ったのが始まりです。動画の30秒あたりで出てきます。

この初めての Maker 交流イベントでも、やっぱり全身黄色の効果はばつぐんだった!!!目立つしすぐに覚えてもらえる!味をしめました。もう黄色だ、黄色しかない。

necobit へ つなげる 黄色

まずは我が身

もとよりファッションセンスのなかった👨‍🦲カワヅ💡黄色いTシャツを着れば黄色に合うズボンをセレクトするだけでどうにかなる💥と気づきました。

イベントでなくても黄色を徐々に取り入れ始めたら、かなり初期段階で「あれっ?今日は黄色くないんだ?」とツッコまれるようになりました。

自分で思ってるより周囲に黄色認識されている!necobit アピールにもなるし!どんどん積極的に私物が黄色くなっていきました。

不思議なもので、黄色という基準が設定されることで「これに合う格好はなんだろう」という今までのカワヅになかった思考が生まれたのです。動機がおかしいながらもファッションセンスのようなものが芽生えたのは興味深い。

いつの間にか、黄色は自分のアイデンティティになっていたことがはっきり判明した事例もあります。電車ギリギリの時間に玄関を出た瞬間👨‍🦲💥帽子が黄色くない‼️と気づいたカワヅは一瞬の迷いもなく踵を返し、黄色い帽子をかぶっていつもの倍のスピードで駅まで走りました💨💨💨

作るもの・見せるものも黄色だ!

明和電機 秋葉原店 ラジオスーパー 2019年3月OPEN時の necobit 棚。

明和電機 秋葉原店 ラジオスーパー 2019年3月OPEN時の necobit 棚。

制作物がとにかく黄色くなっていったのは、実はそのあと。

2019年3月 明和電機 秋葉原店 ラジオスーパーへの出店以降です。秋葉原に展示するものと販売するものを持ち込み、自分の借りた棚の前でレイアウトにああでもないこうでもない悩んでいると………

👉『この、黄色に赤が、いいっっ!!!』(2019年の社長の声で再生してください)

画像右上の necobit ロゴプレートを手に、まずそこに大注目した明和電機土佐社長。自分のカラーをしっかり押し出そう・見せたいものを目立たせよう・展示物と説明と商品の関係性を分かりやすくしようと、今から思えばど基本中のど基本なことですが、ストライク助言をいただきました。

作り直してる時間はないので、黄色いボードを買ってきてあちこちに貼り付け、展示物と説明パネルと商品に番号シールでどこに何が使われているか示し、基板がよく見えるパッケージにして、necobit の黄色い棚は出来上がったのです。

ラジオスーパー出店の3年間は、ものづくりにおけるデザインの重要性を知ることができたり、ブランディングのアドバイスやロゴデザインもしていただいたりと、明和電機には感謝しかありません。

土佐信道社長デザイン necobit ロゴ

土佐信道社長デザイン necobit ロゴ

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こうして書いてみると色々な要素が少しずつ重なってグラデーションの様にだんだん黄色くなっていったのがわかりますね。

ちなみに、イメージとして一番合致しているの黄色は RGB 255,255,0 みたいな真っ黄色です。赤に寄るのはある程度許容できるのですが、緑に寄ったライムイエロー系はちょっと違うな...などと思っております。

画像のど真ん中へんあたりの黄色が necobit yellow。

画像のど真ん中へんあたりの黄色が necobit yellow。

黄色いファッション…特にメンズでは種類が少なく、服選びには苦労しています。特にフォーマルな黄色い服なんて皆無だし自分でもそんなものあるのか想像できない。何か情報があればぜひ!お寄せください。

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Catbot 改め ねこびっとくん について

冒頭でも書いた通り、 necobit のキャラクター Catbot(キャットボット)は ねこびっとくん に改名することになりました。

カワヅが、巷でウワサの 「Bing」のチャットAIを試したんですね。

👨‍🦲necobit のメンバーは誰ですか? の質問に対する 「Bing」のチャットAIの回答。

👨‍🦲necobit のメンバーは誰ですか? の質問に対する 「Bing」のチャットAIの回答。

まず 注:2 が fabcross.jp となっていることから、この回答は2023年1月に公開された necobit がインタビューを受けた記事を元に生成されているのでサイバーおかんさんが入っているようですが😹彼女は necobit メンバーではありません。この AI 不明なところをテキトーに作って答える性格みたいでおいおいこらこら。

  • ねこびっとくんは、necobitのマスコットで、MIDIで動く猫型ロボットです。

  • Catbot(キャットボット)は、necobitのマスコットで、MIDIで動く猫型ロボットです。

どちらがわかりやすいでしょうか?

ここに配置されたボタンは、ニュースレター上でのみ押すことができます。

necobit 内では、即決満場一致で『ねこびっとくん』に決定しました。覚えやすさと、キャラクターなんだなとすぐ想像がつくネーミング、これ以上ないわ。やられたー。

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それでは次回のねこびっと通信まで、お楽しみに

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