『桃栗三年 Maker 3年目のものづくり』
2021年5月23日。necobit は、品モノラジオに出演しました。
YouTubeアーカイブはコチラ。necobit がこれまでやってきたものづくりを振り返りながら、終盤1:17:00あたりで「でかいツラしてるけどMaker3年生」発言が出てきます。
🍑三年は節目なのか🌰
necobit の「Maker活動」は「個人ベースでハードウェアを開発・製造・販売すること」
2018年のMaker Faire Tokyo で、初めてMIDIメカニカルシステムを発売したのがスタート地点です。
そして黄色くもなかった2018。動画は→コチラ
「三年」は何かと区切りにされることが多い時間。桃栗三年柿八年、石の上にも三年…つまり、3年もやってれば成果になる。
でもそれは成功しなければいけない歳月ではなく🌱自分のスタイルが確立する🌷ことではないかな〜と思います。
思いついたらやっちまえ💨の勢いだけでここまできたような感覚でしたが、品モノラジオで話しながら振り返っていたら、経験をしながら変化してたなと。
🍑三年でものづくりがどう固まったのか🌰
あとでもじっくり読めるメール版ニュースレターもあります。
良いものだったらすぐに売れる…はず…?
自分で開発した製品を販売し始めて、すぐに気がついたことがあります。
(客が)知らないものは検索できないし買えない
初めて発売した「MIDIメカニカルシステム」4種と、おもしろ電子工作キット「マグネトーン」
「いいものができたからこれでみんなが使ってくれる!」と思って、意気揚々と発売スタートしたのですが…👨🦲💧
ちなみにMIDIメカニカルシステムは、MIDI制御基板を買いやすい価格・必要な分だけ組み合わせる使いやすさにして、いままで業務用向け製品しかなかったところにズバーっと切り込んでいった自信作です。
しかし necobit の作るものはいわゆるニッチなところ。電子工作な人たちの中でも、MIDI制御を使う層はそれほど多くありません。
そこで、
どんなものか説明する・なにができるか自分で作ってみる
necobit製品を使ったMIDI制御作品例・解説・実験などをYouTubeで公開。3年で100動画ほど。
人に知ってもらうためには広報活動だ!
展示イベントがあれば、作例を見せてお客さんの話(経験や作りたいものなど)を聞きながら説明することができて、それに越したことはありません。でも出展には費用も労力もいちいちけっこうかかります。
しかしありがたやありがたや🙏イベントがなくても、作ったもの・自分のやっていることをどんどん発表できる、素人が無料で発信できる時代です。
(まあ広報言うほどほとんどそこにはお金をかけずに)3年発信してみたところ…「ねこびっと、黄色、ハゲ、MIDI」などのワードでnecobitのことを連想してくれる人が少しずつ少しずつ増えてきたかな、という感触です。
まだ Maker コミュニティの枠をほとんど出ていませんが、これが枠の外にまで知られるようになってきたらまた違う流れができるんじゃないかと思っています。
🤔『なぜかいつの間にかMIDIでなんかやる necobit 知ってた』と言われることもあり、広告だなんだの前にまず自分のやること作ることを出していけばいいかなと思っています。
YouTube や Instagram・Facebook では完成・完結したものの内容。しかし。一方、Twitter では…
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試作
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製作中
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試行錯誤
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失敗作
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単なる汚部屋
🌐ワールドワイドに曝け出すのもいい加減にやれや🤪という感じで、Twitterならではの発信になっています。
でもこれが功を奏してもいて…。
👨🦲✨こんなものが欲しいを実体化するなんかつくる屋さんです。できないことも多いですが、なんだかんだで形にします。
発信をしていれば「necobit はこういうものを作る」と認識されてきます。さらに日々の試行錯誤や紆余曲折の製作過程も見ている人たちには、それが最終的に完成に漕ぎ着けたところまで知ってもらえます。
そうなっていくと「こんなのできる?」お仕事が発生し始めたりします。
MIDIと全く関連のないことの方が多い自分のではないものづくりもするようになった。イマココです。
🍑三年の知識と技術でどうするのか🌰
necobit の電子工作歴は10年ほどですが、市販のキットを組み立てる程度。自分の製品を販売するようになってから(その都度必要な)知識と技術をぐいぐい詰め込んでどうにかしてきました。
仕事の話が来たら、まず頭に浮かぶこと
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これは自分ができる
話を聞いた瞬間に頭の中に完成像が浮かんでいる。後は具現化するだけ。(その「だけ」が大変ではあるのだけど)
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なんとなく自分にもできそう
概ね必要要素が理解できていて、わからないところのボリュームがわかっていれば、それを調べてできるようになれば良い。ボリュームの見誤りはあるけど完成しないことはあまりない。
その仕事の具体的な部分を自分が実現するのは難しいけど、要望を聞く限り別のアプローチをすれば要求は満たせそう、なんて時もあって、実現可能なプランで提案することも。
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ブラックボックス(理解できてないところ)が大きい
まずリサーチ。自分ができること・できないことを切り分けて、できることを相談する先やなんなら外注できる先の目処がつきそうかを検討、場合によっては丸ごと紹介しちゃった方が良かったり。仲介は面倒だからしない。
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無理なのでは?
この場合自分より守備範囲が広い人に一旦相談して判断、ということが多いけど、場合によっては、話が来たその場で「門外漢なので…」と言うこともある感じ。
🤔なんだかんだで形にしますは、なんでも引き受けて頑張るとは違う
最終的に自分が手を動かすにしろ、他の人を紹介するにしろ、「この人に相談することなんとかなる」というふうに見られるのは、実は色々な面でメリットがあるようです。
案件自体がたくさん来るのはもちろん、こんな新製品が出た、新しいテクノロジーの話、いろんな業界の動向などなど…🗯周りから話を聞くことが多い人ほど、そこへ情報が集約されていく。
当然外部と接触が多いことによる作業時間などのロスもありますが⏳…⌛️(実際 necobit は自分のものづくりだけやってた頃の作業ペースとバランスを取るのがなかなか大変だった)。
とまあ、今のところこんなふうな necobit の Maker3年生 ものづくり。ちなみに今回書いたことは「この人に相談するとなんとかなる」の上の上の上、岩崎弾さんを見ていて感じたことも大きいです。いろんなところに首を突っ込みながらやってます。
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それでは次回のねこびっと通信まで、お楽しみに
necobit
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