『はじめての海外出展 Maker Faire Shenzhen 2023』

喋れなくてもコミュニケーションを止めない魔法の言葉を発見したぞ!!4年ぶり3回目の中国 深圳では、necobit 自作のステップシーケンサー&メカ打楽器を展示しました。
necobit 2023.11.25
誰でも

イベントラッシュを走り抜けまして、ようやく腰を落ち着けるようになったと思ったのになんかやることがいっぱいあるな? necobitです。

10月の頭から11月中盤までに参加したイベントは… Maker Faire Tokyo 2023ドローンのmokumokucupNT東京 2023Maker Faire ShenzhenNT名古屋 2023 の5つです。1ヶ月半に5つ……多いな!

今回はその中の Maker Faire Shenzhen 2023 について。

スーツケースひとつで運べる作品

necobitの海外展示って実は🔰これが初めてでした。(中国 深圳 へ行くのは3回目)

これまでは国内でも遠方での出展となると、自動演奏楽器はどうしても嵩張るしああ見えて繊細で壊れやすいので、とにかく輸送が大変と思って躊躇することもありました。

しかし、2023年間を通して作っているメカニカルステップシーケンサーは、そこまで嵩張らないのでスーツケースにいい感じに入るじゃ〜ん💡✨と思ってこれを深圳へ持って行きました。

necobit(ねこびっと)
@necobitter
👨‍🦲您好!necobit 将参加 Maker Faire Shenzhen 2023🇨🇳

我们用 🔲 M5Stack 制作了一个步进音序器和电磁铁驱动的打击乐器。请玩玩这个作品吧👋🤖

#Maker #MakerFaire #MFSZ23
2023/11/11 08:51
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事前準備が最低限しかできず、展示説明中国語バージョンを空港で作り、それをiPadに表示させて展示テーブルに設置。

necobit(ねこびっと)
@necobitter
展示説明パネルは、Maker Faire Tokyo 2023 で使ったやつを中国語バージョンにしています🐼
2023/11/12 10:22
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あとは英語でなんとかコミュニケーションを取る。という作戦で挑みました。

深圳は、わりと英語でいける

今回のイベント会場に限らず、深圳でのコミュニケーション、かなりの場所で英語が通じました。前回来た四年前と比べて、英語を話せる現地人が増えている印象です。

かと言ってこちらも少しでも中国語を理解したいと、2ヶ月ほど欠かさず Duolingo を頑張ってからの渡航だったのですが………まだあいさつの一言二言くらいですね、聞き取れたのは。

まだまだです。

で、話戻って英語。

カワヅは別に英語が得意でもなんでもなく、なんなら中二以降のほとんどの授業は記憶にありません。

以降もまともに語学をやることなく大人になってしまったのでお察しの英語力、それでもある程度単語がわかれば簡単なやり取りはなんとかなります。

しかしそれでも喋れるか喋れないかで言うと喋れないので、脳が追いつかない時は少なからずありました。

コミュニケーションをストップしない方法

そんな時、漫画なんかでよくある「👋イングリッシュノーノー💦」だと、そこでやり取りが終わってしまいます。

今回それを打破する最高の言葉を発見しました。

それは

"My English is not good. please simple word."(自分英語そんなにできないからもっと簡単に話して)

この英語がそもそも適当なんですが、これがめちゃくちゃ有効で、みんな極力簡単な言葉で伝えようとしてくれたり、その場でスマホで翻訳してくれたり。

要は、うまく話せないけどコミュニケーションしたくないわけじゃないんだ、という事さえ伝わればあとは相手次第。今回はなんとかしようとしてくれる人が大半でした。

***

しかし英語がわからない中国人のお子さんに

👦「何人?」

👨‍🦲「Japanese」

👦「Oh...English...(´・ω・`)」

という事もあったので、現地語がわかるに越したことはないですね。中国語も英語も修練したいと思いました。

つくったものは言語を超えて楽しんでもらえる

necobit の展示自体は体験型という事もあり大盛況でした。子供(家族連れ)が多かった気がします。そしてその中の何百人かに1人、メカニカルステップシーケンサーを使いこなす子が出てきてめちゃくちゃ面白かったです。

カワヅ
@necobut
ガチでリズム組むボーイ #MFSZJP
2023/11/11 16:46
0Retweet 8Likes

Maker Faire Shenzhen 自体は Seeed が主催という事もあり、企業展示が多く配置も導線が優先されており、個人出展は少なめという印象でした。が、その中でも necobit 含む日本人エリアは大盛況だったと言えるでしょう。

街歩きしやすくなってたよ

出展イベントの後は、M5Stack のオフィス訪問をしたり電気街の華強北探索をしたりして過ごしました。4年前に来た時は制限が多かった Wechat Pay、Alipay とそのミニアプリのかなりの部分が外国の人でも使えるようになっていたので、今回は街中での行動が相当楽でした。

あとはビザ無し渡航が復活さえすればなぁ〜…という感じ。

深圳ドタバタ記はtogetterの方にまとめてあります☝️合わせてコチラもどうぞ。

ただ、行動しやすくなっていたとはいえ、複数人で行って知見をシェアしあいながらでなんとかなったところが大きいです。

初深圳するなら

中国に初めて行く人は、まずは複数人で行く、詳しい人にアドバイスもらいながら行動できるようにするなどの準備をした方が良いと思います。結構落とし穴多くて全部踏み抜いたら楽しいを辛いが上回っちゃうかもしれません。

中国語よりも英語があれば色んなところで助けになるのでどちらを優先するかというと英語になります。DiDi(配車サービス)やファストフードなど、ほとんどのシーンでは言葉を喋らなくてもなんとかなるようなシステムになっていますしね。

どちらかというと咄嗟にスマホで翻訳した文章を出せるとか、諦めずにコミュニケーションしようとするとかそっちの方が大事な感じです。カワヅはローカル飲食店での注文はほぼメニュー指差しで乗り切りました。

海外出展、お金も手間もかかるけどアジア圏はその中でも敷居が低いと思うので、また出展しようと思います。

"My English is not good.please simple word."

を忘れずに。

いや普通に話せるに越したことはないんですけどね。

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それでは、次回のねこびっと通信もお楽しみに!

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